この記事では、2022年3月期における【QYLD】の分配金について紹介します。
各期ごとの利回りや増配率、配当を含めたトータルリターンもまとめていますので、ご利用ください。
まとめ
今期分配金 | $ 0.2097 |
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単期利回り | 1.01 % |
直近1年利回り | 12.62 % |
分配金増減率(前年同期比) | – 6.38 % |
分配金増減率(1年単位) | – % |
基準価格の推移
各種データ
設定来リターン(配当有り・無し)
※ETF設定日:2013年12月12日
現在価格 | $ 20.64 |
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設定来トータルリターン | 60.98 % |
直近5年 | 44.34 % |
直近10年 | -% |
直近15年 | -% |
※2022年3月22日時点
キャピタル単独では、設定来で【-17.6%】です。
しかしながら、その圧倒的インカムによりマイナスを跳ね返し、結果的に【+60.98%】のプラスリターンとなっています。
年間分配金と増配率
前年同期比で【-6.35%】の減配です。
なお、【QYLD】の仕組み上、企業の成長に伴う配当ではないので、他のETFとは増配・減配の捉え方が異なります。
【増配・減配】というよりも、単純に前月より【多い・少ない】といった感覚が近いですね
各期の利回りと権利付き最終日終値
1月期単体での利回りは【1.01%】です。
【QYLD】の仕組み上、単期での最大利回りは【1.0%】となっています。
※ごくわずかの誤差はあります
また、前年同期と比べ、利回りは同じなのにも関わらず、前項のとおり大幅な減配となっています。
各期ごとの分配金推移(おまけ)
他の一般的なETFと違い、【QYLD】は分配金の仕組みが特殊であるため、参考として分配金推移を紹介します。
オレンジが分配金額の棒グラフ、ネイビーが利回りの折れ線グラフです。
分配利回りが同じでも、支払われる分配金の額には差があることがわかります。
利回りが低い場合に分配金も低いのは当然です。
しかし、利回りが同一なのにも関わらず分配金が減少傾向なのは、若干気になるところです。
また、1箇所だけ2倍近く飛び出ているところがありますが、それは例外的に分配金が多く支払われたためです。
分配金履歴
履歴については、以下のサイトにて詳細に閲覧できます。
[Seeking alpha] ←海外サイトです
- Declare Date:配当発表日
- Ex-Div Date:権利落ち日
- Amount:配当額
利回りの罠
【QYLD】は、【Nasdaq100指数のカバード・コール戦略】という、オプション取引を駆使して利益を出す特殊なETFです。
【カバード・コール戦略】とは、上昇相場での儲けを捨て、横ばい相場にて利益を狙う戦略です。
【QYLD】の分配金ルールの範囲内ではありますが、得たオプションプレミアムを最大限分配するため、分配金を重視する投資家に大人気となっています。
インカムではなくキャピタルを狙いたい場合は、【QQQ】の保有も検討すると良いでしょう。
そして、繰り返しになりますが、【利回りの罠】にはご注意ください。
【QYLD】の基準価格は下落傾向であることから、購入価格から見た利回り(YoC)は低くなっている恐れがあります。
ロシアとウクライナとの間における緊張は現在も続いております。。
【QYLD】の特性上、株価はなかなか上がりません。
しかし、ボラティリティが高く、利回りは高水準を保っていることから、昨年同様、年末に特別な配当が出るのではないかと期待してしまいます。
ETFの特性をよく理解し、素晴らしい配当金ライフを楽しみましょう!
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