円安傾向が続いているからか、「為替ヘッジ」についての注目が集まっています。
「為替ヘッジ有り」の商品、特に【レバナス】の大損失についてよく取り上げられています。
正確には、「ヘッジ有りが仇となり、ヘッジ無しの銘柄と比べてマイナス幅が大きくなっている」といったところでしょうか。
なお、為替ヘッジについては、世界の投資書籍により「必要ない」と警告されています。
年初来チャートで比較
レバナスの年初来チャート

- 1月4日:42,451円
- 6月10日:22,440円
年初来リターンは、およそ「-48%」です。
為替ヘッジなし。そもそもが円建てなので、この基準価格がそのまま損益となります。
QLDの年初来チャート

表示のとおり、年初来リターンはおよそ「-48%」です。
この点は【レバナス】と大差はありません。
しかし、こちらは【為替】の影響を受けます。
- 1月4日:116.09円
- 6月10日:133.86円(記事作成時点)
ドル円が15%程変動しているため、【QLD】を円に換算した時に大きく影響します。
ドル円を加味した【QLD】の円換算リターンは、およそ「-40%」です。
マイナス具合がだいぶ緩和されました。
QQQの年初来チャート

レバレッジはかかってませんが、参考に記載します。
年初来リターンはおよそ「-25%」です。
ドル円を加味した円換算リターンは、およそ「-14%」です。
下落相場のレバと比べるのもアレですが、ほとんどダメージがないように見えてしまいますね。
[1545]の年初来チャート
[1545]はNasdaq100を日本市場で売買できるようにしたETFです。
為替ヘッジはありません。

年初来リターンはおよそ「-14%」です。
【QQQ】の円換算リターンとほとんど同じですね。
今の局面では辛い
【レバナス】は為替ヘッジをかけてしまっているので、他の銘柄に大きく遅れを取ってしまっています。
「株安 × 円安局面でのヘッジ有り × レバレッジ=レバナス」
2022年において、これ程までに残念な投資対象はあるでしょうか。
2021年末までは他の追随を許さない爆上げ銘柄だったのに、惜しいですねぇ。

角度を変えれば特大チャンス
今、投資したらどうなるでしょうか。
元値に戻るだけでも約2倍のリターンです。
円高傾向に転換したならば、ヘッジ有りの一人勝ちです。
仮に、株価が大反発、円安も反転し円高傾向となった状況を想像してください。
【QQQ】などの王道ETFが円換算にて伸び悩む中、ヘッジ有りが輝き世紀の爆上げを記録する【レバナス】を「株高×円高」という【レバナス】のために用意されたと言っても過言ではない最高の相場環境のピークにおいて売却し、価値が爆上げされた「日本円」で「米国株」を、それも超高配当ETFとして人気のある【QYLD】や【SSSS】買うことにより、即日FIREも狙えるのではないでしょうか。
ある程度の現実味を帯びた想定ではないでしょうか。
去年に買った人はまさに大ピンチですが、これから買う人にとっては大チャンスです。
投資において重要なことは、相場にしがみつくこと。
めげずに入金を続けることで、いつか花咲くときが来るのではないでしょうか。
私はのんびり気楽に資産形成を楽しみたいので、【VIG】をコツコツと買い増していこうと思います。
が、色々と時間がなかったり、勝負に出たいと思っているのであれば、覚悟を決めてリスクを背負うことも考えないといけませんね。
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