MENU
主張・考察

【CAPM】合理的な投資に隠れる落とし穴

 

この記事では、重要な投資理論「CAPM」について簡単に紹介します。

CAPMとはCapital Asset Pricing Model」の略であり、「資本資産評価モデル」とも呼ばれます。

現代ポートフォリオ理論の中核とされるものであり、各種ポートフォリオ構築のベースとなる考え方です。

結論

  • オルカンに投資する。
  • 現金でリスクを調整する。

この記事では、ほとんど結論部分だけを記載します。

なお、詳細な理論を知りたい方は、導入として以下の書籍が非常におすすめです。

4章構成となっていますが、2章と3章だけの計100ページ程を読んだだけでも非常に理解が進むと思います。

いかにCAPMが理論的に優れているのか、どのような方でも理解できる良書となっています。

正直な話、Googleで「CAPM 理論」などと調べるより、素直にこういった書籍を読んだ方が遥かに有益だと思います。

さとり
さとり
ブログを書いておいてアレですが…

リスクプレミアムとは

まず、投資家が受け取れると期待する利益「リスクプレミアム」について、根本的な部分の理解をする必要があります。

リスクプレミアムとは、投資家が負うリスクの対価となるものです。

ただし、それはあらゆるリスクに付与されるものではありません

避けられないリスクに対して付与されるものであり、避けられるリスクには付与されません。

投資の世界では、投資家の努力によって避けることのできるリスクがあります。

それは、「個別銘柄や特定セクター、特定の国への集中投資というリスクであり、これは分散投資により誰でも避けることができます。

避けることのできるリスク。
つまり、これにリスクプレミアムは付与されません。

ファイナンス理論という目線で見ると、何かへの集中投資というリスクは、なんの見返りもない無駄なリスクということになるのです。

では、何に対してならリスクプレミアムが付与されるのか?

これはすなわち先程の逆。
どうあがいても避けることのできないリスクにのみ付与されるのです。

それは、個々の努力では解決できない「市場全体の変動」です。

リスクプレミアムとは、これについてのみ付与されます。

さとり
さとり
いわゆる「市場平均β」です。

これは、CAPMに限らず、投資全般において基本となる考え方となります。

CAPMの考え方

CAPMを意識した投資の考え方では、あらゆる資産を

  • 無リスク資産
  • リスク資産

この2つに分けて考えます。

無リスク資産とは、主要先進国の短期国債や、現金のことを指します。
(インフレによる価値の目減りについては、ここでは考えません)

リスク資産とは、無リスク資産意外のすべての資産です。

これら2種類の資産比率を調整し、投資するのです。

比率については、個々の投資家のリスク許容度に合わせて調整します。

たったこれだけのシンプルなものです。

具体的な投資先は?

無リスク資産については、短期国債か現金となります。

シンプルに考えるのなら、現金がわかりやすいでしょう。

問題はリスク資産です。

これについては、リスクプレミアムを最大効率で享受できる投資先が適しています。

さとり
さとり
いわゆる「シャープレシオが最大」の投資先です。

投資家の努力によって排除できるリスクを可能な限り削り落とした投資先です。

つまり、市場全体の値動きにのみ対応した銘柄が、最も適した投資先となります。

そして、個別銘柄リスクやカントリーリスクなどを可能な限り排除した投資先、いわゆる全世界株式のみがそれに該当します。

全世界株式と現金のみでPFを組むことが、CAPMにおいて最もシンプルで効率的な投資なのです。

そして、3重課税や再投資などの問題を突き詰めて最大効率を求めたところ、日本に住む我々にとって理論的に最も適した投資先は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」となるわけです。

あくまでも「CAPMにおける理論上」の場合です。今後の値動きの保証するものではありません。仕組み上の話であり、推奨するものではありません。投資は自己責任で!)

いろいろすっ飛ばしてオルカンにたどり着いていますが、興味のある方はぜひ各種書籍にてその理論を調べていただけたらなと思います。

さとり
さとり
効率的フロンティア接点ポートフォリオが関連ワードです!

【投資書籍】読書こそ資産を守るただ一つの方法 この記事では、私が今までに読んだ投資書籍の中で、ズバリ役に立ったものをご紹介します。 必ずしも投資用とは限りませんが、どれも非常に...

理論がすべてなのか?

オルカンが最適なのは、あくまでも理論上の話です。

私はオルカンのみという投資はしておりません。

なぜかというと、自分が楽しめなさそうだから。

投資において何よりも重要なことは、相場に居座り、投資を続けることだと考えています。

そう考えた時、オルカンよりも【VIG】や【GLDM】、各種個別銘柄などに投資し、その時々の値動きやリバランスを楽しんだ方が長続きするかなとの結論に至ったのです。

さとり
さとり
楽しめる範囲だからであり、これは完全に個人の感覚です。

先述のとおり、私はオルカンには投資しておりません。

ただ、知人からオススメは何かと聞かれたときには、迷うことなくオルカンと答えています。

それは、やはり理論上正しいから。

CAPMは、それを論じる上での前提となる条件が多く、現実的ではないという指摘はあるものですが、それでも信じて頼る価値のあるものだと思っています。

まずはオルカンと現金で始め、別の楽しさや刺激を求めるのなら後は個人の考えや感情のもと、自由な選択により投資を楽しむべきだと考えます。

学術的に正しいとされる投資理論を学ぶことは得にしかなりませんが、それが必ずしも自分の投資スタイルに適しているかはまた別問題。

忘れてはなりません。大切なことは、投資を続けること。

人間は機械ではなく、感情がある生き物です。

机上の合理性だけを追い求める投資は、人によっては負担となる場合があります。

オルカンが感覚的に最もしっくり来るのなら、それが1番の投資先です。

さとり
さとり
感情的にも、理論的にも最高なのであれば、それに勝るものなし!

途中の方針変更はおかしなことではありません。

最終的なパフォーマンスだけが重要というわけではありません。

ぜひ、自分にとって最高の投資法を探し求めてください!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回の記事、お役に立てたでしょうか。
よろしければ、下の応援ボタンをポチポチしてくださいませ。
とても、とても励みになります…

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA